サメは泳ぎ続けないと亡くなってしまうと長年考えられてきました。それは正解でもあり、不正解でもあるのです。
実はサメは眠ることができます。睡眠方法がちょっと特殊なだけであり、脳や体をしっかり休ませることはできるのです。ですが、サメの睡眠に関してはまだまだ謎だらけです。
海洋生物は動きを止めると亡くなってしまうというのは、海洋生物の呼吸の仕方にあるのです。海洋生物は海水に含まれている酸素をエラに蓄えて呼吸をしています。口から海水ごと酸素を取り入れ、酸素を取り入れた後はエラから余分な水を出すのが、一般的な魚の呼吸パターンです。
サメも全てのものが海洋生物なわけではありません。泳ぎをストップすることができるサメは、噴水孔という穴を持つ種類のサメです。噴水孔というのは、そこから水をすって呼吸ができるので動き続ける必要はないのです。
さて、ジンベイザメはどっちの部類にはいるのでしょうか?
ジンベイザメ睡眠方法とは
ジンベイザメの睡眠方法な謎だらけと言われています。
でも、脳を睡眠モードに変えることがあるのです。
海の表面まで泳いでからゆっくりと下降します。この海に潜っている間は休憩モードになっていて、脳や体を休めているのです。
休憩が終われば、再び海の表面まで活発に泳ぎます。泳ぎ方を使い分けることでエネルギーを回復しています。つまりこれは睡眠をとっているということになるのです。
ですから、完全ではなくて脳の一部を休ませることで、泳ぎながら睡眠をとることができているのです。
まとめ
海の中にいる海洋生物は、人間みたいにぐっすりとリラックスして眠ることは不可能です。
サメは脳ではなくて、脊髄からの信号で常に泳いでいるとも言われています。ぐっすり眠ってしまえば、敵に命を狙われてしまうからです。
噴水孔がある海洋生物が動かずにじっとしているときでも、もちろん意識があって、周りを見渡しているのだと思われます。海の生き物は常に自分の命を守ることを常に意識して生きているのだと思います。