サメの種類は約500種類あります。性格は様々で、食べるものも好みは分かれるでしょう。

しかし、人食いザメと恐れられるサメとなると数が限られます。

ナンバーワンはやはり、ホオジロザメです。大きさから凶暴性、映画出演経験有りなどの知名度も含めて、文句なしの金メダル級と言えます。順位の基準は世界的に、人を襲った数で決まります。この順位は人間の脅威の順位というわけです。

それでは、銀メダルと銅メダル級のサメをあげてみます。第二位以下は知名度は低いですが、第二位は、「タイガーシャーク」と呼ばれる「イタチザメ」です。第三位は英名で「ブルシャーク」とよばれ、日本でも牛鮫とよばれることもある「オオメジロザメ」です。このサメはそれぞれに性格が違い、それぞれに人間への大きな脅威となっています。

この二位と三位のサメと、一位のホオジロザメとの違いを説明いたします。実はホオジロザメと同じくらい怖い存在だと驚くはずです。

ホオジロザメとイタチザメ、オオメジロザメの違いは?

イタチザメ オオメジロザメ

イタチザメは虎の様な表面の柄から「タイガーシャーク」と呼ばれています。大きさは大きいもので4m程ですので、ホオジロザメと比べると少しだけ小さいサメです。10mにもなるジンべエザメはプランクトンを餌にしていますが、イタチザメもホオジロザメも肉食ですので、大きな体を維持するための餌を獲得する為には相当な苦労があるでしょう。それでも4mの大きさを保つ事が出来るというだけで、恐ろしいハンターと言えます。

ホオジロザメとの違いは、もう一つのあだ名に集約されます。イタチザメは「海のゴミ箱」と呼ばれるくらい何でも食べるのです。簡単にいうと、好奇心お旺盛なサメという事です。ホオジロザメがアザラシと誤認して人を襲ってしまう事が多い中、イタチザメは好奇心から何でも試し噛みをします。イタチザメの胃の中身を見てみると、流木からゴミまで全部口に入れています。アザラシと間違われないように派手な水着を着たほうがいいというホオジロザメ対策がありますが、イタチザメなら興味を引かれ、真っ先にやられるかもしれません。ある意味とても恐ろしいサメです。

 

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オオメジロザメは3m程のサメで、口先は丸く短く流線型で体つきががっしりとした感じです。

ホオジロザメと根本的に違う所は、人間のように胎盤を持ち、約10ヶ月の妊娠期間の後に10匹前後の幼魚を産み落とすことでしょう。その上、サメの中で唯一、海水でも淡水でも生息できる種なのです。雑食でエイやイルカも襲いますし、川では牛なども襲います。そして人間も襲います。ホオジロザメが海に入らなければ大丈夫なのに対して、川でも襲われることもあるオオメジロザメはより身近な人間への脅威となっています。

まとめ

ホオジロザメ、イタチザメ、オオメジロザメは人を襲う事がある事で知られています。

海でも川でも完全に安全ではありませんので、目撃情報が出た付近では、河川だから大丈夫などと侮らずに、注意を怠らないで下さい。

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