サメといえば鋭い歯が印象的ですが、サメの種類はたくさんあり、もちろんサメの種類によって歯は全然違います。

例えば、ホホジロザメの歯は餌を切りやすく食べやすいように大きな尖った歯をしています。ネコザメは貝や甲殻類のカニなど固い殻のある餌も平らな歯があるのですりつぶして食べることができます。ジンベエザメは海水ごと餌を吸い込むため歯を使うことがないので大きな体の割にとても小さな歯がびっしりと生えています。

このように食べる餌の種類によっても歯の形は違ってくるのです。

ではトラフザメの歯は一体どんな歯なのか気になりませんか?

トラフザメの歯の特徴についてご紹介します。

トラフザメの歯はどんな特徴がある?

トラフザメ 歯

トラフザメの体長は250cmと大きいサメですが、見た目の可愛らしさと人に慣れやすいトラフザメはダイバーから人気の高いサメの種類です。慣れてくるとお腹を触らせてくれることもあるとか。

口元も歯も小さいので遠くから見ると目立たないですが、近くで見るとトゲトゲとした歯がたくさん集まっています。口元にはひげが生えていて口元は小さめ、体が柔らかいので岩場の割れ目などに潜む魚を食べることが多く、餌は吸いこむようにして食べるのが特徴です。そのため入れない場所でも吸い込んで食べることができます。魚や貝そしてウミヘビも食べることがあります。

歯の種類でいえばジンベエザメと似ていますね。サメの歯は種類によって異なりますが、200本くらいあり、多い種類では3000本もあります。餌をとる時に使うのはだいたい2列くらいまでで、それ以降ある歯は予備の歯といわれています。抜けては生えてを繰り返すサメの歯はいつも鋭くとがっています。サメの歯の仕組みを知ると餌の時間の観察がまた一段と楽しみになりそうですね。

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まとめ

サメのえさの食べ方によって全然違う歯の種類をご紹介しました。違いが分かるとどんな歯でどのように食べるのだろうと観察する楽しみもまた増えます。

吸いこんで食べるのが特徴なトラフザメの餌やりの時間もタイミングが合えば見てみたいですね。噛みちぎって食べる様子はかわいそうでみられないというかたも吸い込んで食べるトラフザメのような餌の時間だと観察もしやすいかもしれませんね。

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