オオワニザメは体長が最大で4.5メートルにも達するとても大きなサメです。これよりもっと大きくなる種類のサメも他にいますが、サメの中ではオオワニザメは大型です。

オオワニザメはあまり目撃されることのない珍しいサメなのですが、今回はそのオオワニザメの食生活やちょっとした特徴、またその歯についてのご紹介をしていきます。それでは見ていきましょう。

 

オオワニザメの歯について

オオワニザメ 歯

みなさん、サメの歯ってどんな形をしているかご存知ですか?もちろん、サメと一言にいっても種類によって体の大きさや、エサとして食べている生物も違うのでそれぞれ違います。

ただサメの歯は意外にもろく、頻繁に抜けては生え変わるということを繰り返しているようなのです。一度永久歯が抜けると二度と生えてこないヒトとは違い、歯を支えるための骨や膜を持たないそうなのです。ちょっと意外でしたね。

サメの中でも知名度が高いのは、映画のモデルにもなったホオジロザメではないでしょうか?人を襲うサメとして有名ですが、とても狂暴な種類です。そんなホオジロザメの歯は大きな正三角形で、ノコゴリ刃のように周りがギザギザしています。獲物のからだを引きちぎるのに特化した形なのです。

一方、オオワニザメの歯は1本1本が細く鋭くとがっています。どちらかといえば歯というより牙のような形状で、口の周りには飛び出した歯が並んでいます。上あごには48-56列の歯、そして下あごには36-46例の歯が並び、両顎共に真ん中周辺の歯がより大きく、そして長くなっています。オオワニザメの歯は1本の歯に対し、補助的な2-3対の歯がついていること、歯全体が口の内側に向かってカーブしていること、牙のように細く鋭い形をしている事が特徴的だといえます。内側に向かって生えているオオワニザメの歯は、獲物を捕らえやすい形状となっています。

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では、オオワニザメは何を食べているのでしょうか?彼らは主に小魚や甲殻類、イカなどを捕食します。大型のサメでありながら、ホオジロザメのように人を襲うようなタイプの怖いサメではないようですね。また生息場所も主に海底なので、人との接点自体が少ないです。

 

まとめ

今回はあまり知名度の高くないオオワニザメとその歯についてご紹介してきました。サメの歯が意外と弱いこと、また種によって適した形状をしているということが分かりましたね。少し興味を持っていただけたことと思います。

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