ジンベイザメは、性格はとても温厚で大人しく憶病なサメです。そのため私たちにとっては危険性が低い魚です。遊泳移動もゆっくりしていて、人間が歩く速さくらいです。
ジンベイザメの事を英語では、「ホエール・シャーク」と言って、翻訳すると鯨鮫といい、見た目や雰囲気はまさにクジラのようなサメです。
ジンベイザメの主食は主にプランクトンと小魚と魚の卵、海藻です。なので、それらが多く生息する海面近辺で過ごしていることが多いのです。
ジンベイザメが食事をするときは大きな口を開けて、100リットルほどの海水と一緒にプランクトンや小魚を一気に吸い込むので、見た目はとても迫力があります。
ジンベイザメはプランクトンや小魚しか食べていないのに、どうして海界で一番大きな体をしているのでしょうか?
ジンベイザメはプランクトンだけを食べているけどなぜ大きいの?
なぜホオジロザメなどの別のサメのように大きな獲物を食べているわけじゃないのにジンベイザメは大きな体を持っているのでしょうか?
それは、貧欲で、魚類を食べ荒らす一般的なサメの数がたくさん増えすぎると自分が餌不足になってしまい、餓死の危険に繋がってしまうからです。
ジンベイザメは他より体が大きい分、一般的なサメと同じ食料を食べると生産数が追い付かなくなってしまいます。そこでジンベイザメは食糧難にならない為に、他のサメと競合せずに生き残る方法を見つけたのです。まさに、プランクトンを食べる大きな体をもつクジラと同じ原理です。
まとめ
ジンベイザメがもし他の鮫みたく凶暴で完全な肉食だった場合、こんな大きな体を持った生物が海で大暴れをするというのはとても怖いものです。温厚で大人しくて人間には危険性のないサメで良かったと思います。
口を開けて泳いでいればプランクトンを好きなときに食べられるし、狩りもする必要もないので食事にも困らなくて、とても有利に生きていてジンベイザメはとても頭が良くて、今後も海の世界から消えることはないのだと思います。