ジンベイザメは沖縄ではミズサバと呼ばれていたり、鹿児島県ではクジラブカと呼ばれていたり、茨城県ではイビサスガなど呼び名が様々です。
生息しているところは、熱帯・亜熱帯・温帯の海です。普段は外洋にいますが海岸付近にも寄ってくることもあります。海面近くにいることが多いのですが、水深700メートルでも確認情報があります。
暖かい時期には暖流にのり、北上しますがルートは解明されていないので、とても謎が多いです。
海面にも海底にも現れるジンベイザメ。何を普段は餌としているのでしょうか?
ジンベイザメ捕食方法とは?
ジンベイザメは大きいので、大きな魚を丸飲みにするのかと思いきや、プランクトンや小さい小魚を食べます。
食べ方はというと、大きな口をあけて約100リットルもの大量の海水と一緒にプランクトンを吸い込みます。そして、鰓耙(さいは)と呼ばれるエラの内部に備え付けてあるザルのような器官でプランクトンをキャッチして、他のいらない海水をエラ孔から大量に出します。
大きな体を動かして大きな獲物を狙って戦うより、口を空けながらゆっくりと泳いで、無数にいるプランクトンを飲み込んだ方が、確実に楽にご飯にありつけるので、頭が良いです。
プランクトンを丸飲みしたりと、こうした餌を普段食べている為、歯があまり生えていないと思われがちですが、ジンベイザメは上下で5000本もの歯が生えているのです。そしてその歯は、一つ一つはとても小さくて、大きさはつまようじの先のような大きさです。
まとめ
ジンベイザメはとても巨大であり、そしてなによりサメということで、大きな魚をむしゃむしゃと食べる肉食な魚だとイメージしがちですが、実のところは泳ぎもゆっくりで、いつもプランクトンばかりを食べていてとても大人しいサメだということです。
ただ、その大きさで周りからは怖がられているみたいです。
例えば、ダイビングのウエットスーツが全身ジンベイザメ柄のものがよくあり、ダイバーはそれを着用しています。危険生物が寄ってきたとき、その柄を見てジンベイザメと判断するのです。