ジンベイザメは、数年に1度しか出産しない繁殖力の低い動物と言われています。
メスの胎内で孵化して、40センチ~60センチほどに成長してから出産します。ジンベイザメが大人になるまでには30年ほどかかります。寿命は60~70年とされているのですが、150年生きるという説もあるのです。
幼魚の頃は皮膚が薄いので天敵がたくさんです。性格は温厚で大人しくて、遊泳速度が遅いジンベイザメですが、世界一大きな体長を誇る大人のジンベイザメの立派な姿は、長い幼魚の期間に、天敵から必死に生き延びた象徴なのです。
そんなジンベイザメの生態とはどうなのでしょうか?
ジンベイザメの生態は?
ジンベイザメは世界中の熱帯・亜熱帯・温帯の北緯30度~南緯30度圏内の浅い地域に生息しています。日本近海には、初夏~秋にかけて現れるそうです。
そしてジンベイザメは眠っている間も終始休むことなく泳ぎ続けています。泳ぎ続けなくては、口を開けて泳ぐことで体内に入ってエラから取り込まれる酸素の量が減ってしまい、呼吸ができなくなってしまうのです。
ジンベイザメの性格は?
ジンベイザメの性格は、至って穏やかであり、基本的に人にとって危険性は少ないとされております。
約6000年前に登場したと言われていて、基本的には単独で動いていて集団で生息することはない生き物です。
動く速さは緩慢で遊泳速度は平均時速4km程度です、最高でも時速13kmといわれています。オスは広い範囲を回遊する傾向がありますが、メスは特定の海域に留まります。
まとめ
幼魚時代のジンベイザメはめったにみることができないし、知っている人は少なそうですが、成熟するまでに30年もの月日がかかっていたなんて驚きです。
幼魚は40~60センチしかないので、天敵がたくさんいると思いますが、30年生き延びたら海界で1番大きな魚になるのでとても夢がありますね。
小さいころ敵から怯えて生きてきたジンベイザメの幼魚でも大人になったら誰も構わなくなるので、自分の気持ちもついて行けなくなりそうです。